ラストソング・プロジェクト



ま、俺らにしかわからんこともあるしね。歌にしたらいいんじゃないかな。

勝詩へ(ヨシケンから勝詩への手紙3)

ラストソングのメロディーを書いて
その日のうちに、大まかなアレンジを考えて
ちょうど翌日、俺のリハが有ったのでメンバーに協力してもらって
ラフなデモを録ったので聴いてみて。
 
勝詩が気に入れば、この方向で行きたい。
(その場合は歌詞に取りかかってください)
 
でさ、メンバー(ヨシケンのサポートバンドTHE JETS )が
20日のステージでの演奏をやってくれると言うんだ。
だから(勝詩さえよければ)そうしないか?
 
反対にレコーディングはアコーステックぽく
録りたいというアイデアもあってね。
 
また話すね。
 
とりあえずファイル送っておいた。

2014.8.9ヨシケン

ヨシケンさんへ(勝詩からヨシケンへの手紙2)

メッセージありがとうございます!


僕もヨシケンさんの文章を読んでいて、走馬灯のように様々な過去の景色が思い浮かんできました。

約4年前、アーティスト勝詩としての活動の中で、今までの自分とは違うものを見つけたくて

更に自分を変えたくて上京を決意しました。

でもそれを手にするには正直簡単なものではありませんでした。

高校時代に友人の勧めで洋楽のROCKに出会いました。
今思うと本当に自分でもビックリするくらい様々なアーティストを四六時中聴いていました。
当時はまさか自分がアーティスト活動をするようになるとも思ってもいなかったので

ただただカッコイイ音楽を漁って漁りまくっていました。
その口実はきっと、他の友達も知らないカッコいい音楽を見つけたかった

だけのような気も今ではします(笑)要は自慢したかったということです(笑)

けれど上京を決めたのはきっとこれに似た何かがあった様にも思います。
自分がやってきた音楽を否定していた訳ではありませんが

将来の5年先、いや10年先の事を考えた時に今の自分じゃダメだと感じたんです。
 

「勝詩君の唄は聴きやすい音楽」や「やさしい唄」と言われていた自分に

疑問を感じたというか・・・もちろん嬉しかったのですが、それは音楽じゃなく

表向きな部分でしか評価されていないんじゃないかと、ずっと疑問に思っていました。

音楽の部分ではなく・・・。

それからです。オリジナリティというか、唯一無二の音楽を手に入れたくて

模索していた時に、ヨシケンさんの音楽に出会ったんです。

アーティストの心の中から、研ぎ澄まされた真のメッセージやメロディが生まれ

それが作品になる事にも憧れていました。
「もっとアーティストとして評価されたい。」そう強く願う様にもなりました。

 
だからこそヨシケンさんのおっしゃる様に、凱旋ライヴの時は無意識に力が入って

意味の分からないMCや立ち振る舞いをしてしまったり、ワンマンライヴ等でも

納得のいかない事の連続でした。
どうして思う様にいかないのか・・・理想に近付けないのか・・・。

本当に毎日が自分との闘いでした。

勿論それらは悔しい想い出ばかりですが、こうやって真剣に自分の音楽と向きあってきた日々の中で

純粋に勝詩というアーティストの音楽を発信してこれた様にも思います。

そしてこの大都会の片隅に、小さな足跡ですが少しでも残せたのかな、と恥ずかしながら思います。


 8月20日は、そんな過去の自分にも何かメッセージを残してあげられる

そんなステージにしたいと考えています。

 こうやってメッセージを書いていると、歌詞の断片図が見えてきました(笑)
また何かあれば連絡させて頂きます。
レコーディングも楽しみです。

本格的な猛暑が始まりました。
 ヨシケンさんも熱中症などには気をつけてください。


2014.7.30 勝詩


勝詩へ(ヨシケンから勝詩への手紙2)

少し間が空いてしまいました(ごめんね)

先日の君からの手紙を読んで、俺も当時を振り返ってみたんだ。
勝詩が観て上京を決めたという、俺の2009年SHIBUYA-AXワンマンLIVE。
そのDVDを久々に観てみた。
よく君から「あのLIVEを観て、上京を決めたんです」と聞いていたけど
俺としては「ああ、そうなんだ・・・」みたいな感じで
君がどこに触発されてそう思ってくれのかは、わからなかったんだよね。
単純に2千人キャパクラスの大きな会場で、自分も唄いたいっていうのは
あったんだろうけど。

 
で観てみて思った
あれは・・・熱いLIVEだったんだな。
うん、自分で言うのもアレだけど、グッと来るね。
なんか少しわかった気がするよ。
 
勝詩は「ふるさと」のような癒しの島唄がウリだった反面
俺がやってるようなLIVEをやりたいって、よく言ってた。
「僕、Dragon Ashも大好きで、盛り上がる感じのステージやりたい!」なんてよく言ってた。

 
音楽をやる限りは、自分のエネルギーを爆発させたいっていう欲望は誰にもある。
LIVEをやる限りは、会場のボルテージが一気に上がる瞬間を皆で体感したい。
それはバンドマンは全員そうだと思うんだ。


君にもそういう欲求があって
一緒に「BIS SUMMER SMILE」なんかを作ったよね。
 
でも、昔からを知ってるファンや、島唄ややさしい曲を期待するファンからは
「勝詩君は変わってしまった」とか「勝詩君には似合わない・・・」とか言われて
ちょっと自信喪失したり、逆にLIVEで力んですべる君も見て来た。
くやしくて泣いてる君も。あれ苦悩の日々だね。頑張って越えて来たよね。


「ヨシケンにロックにされた」と言う人もいたようだ(笑)
でも、そんなんじゃなくてさ、何でも良いから転がり続けるべきだという
アドバイスしかしていない。

アーティストは常に今の自分を壊して未来に進むべきだし
そういう人しか自分を確立出来ないんだよね

だから勝詩も何度も何度も「勝詩」をぶっ壊して
何度も何度も再構築して行くべき。
その繰り返しの果てに、いろんなものを経験した結果
最後に島唄に戻るなら、それは本物のオリジナリティーだろうしね。
 
いちばんしょーもないのは
ちょこっとギター弾いて、ちょこっと人気が出て
それが自分のスタイルやオリジナリティーだと勘違いしてしまうことだ。

それは「たまたま」だからさ。

勝詩はこの4年間、変わり続けよう、転がり続けようと
沢山チャレンジしてたと思うよ。
それはちゃんとやってたよね。随分不器用だったけど(笑)
 
もうこれで最後になっちゃうけど
君が爆発させたかったエネルギーの籠ったステージ。
8月20日は是非実現させて欲しいなと思います。

叶うなら
勝詩が変わろうとしてたことを受け入れられなくて
離れて行った人にも是非見て欲しいな。

なんか流行に乗ろうとして、チャラっと芸風を変えようとしたたわけじゃないんだよな。 

転がり続けて、ぶっ壊して再構築し続けて
本当の「勝詩」を見つける旅だったという事を。
こんな途中であっけなく終っちゃうけど、その志は
どうかわかってあげて欲しいなと思うんだよね。

そうそう肝心のラストソングだけど
大まかなレコーディングの日程を出そうと思ってるから電話します。
今日も良いメロディーが浮かんだから、携帯に録音してみたんだけど
それもメールで送ります。
逆に勝詩の方で良いメロディーや歌詞のモチーフがあれば送ってください。
 

毎日暑いね。体調には気をつけろよ。

 

 2014 .7.15 ヨシケン

 

ヨシケンさんへ(勝詩からヨシケンへの手紙1)

ヨシケンさん、お手紙ありがとうございました。

約4年前、約10年に渡る長き大阪時代でのアマチュア活動から

「背水の陣」と心に決めて上京し、レーベルに所属しました。

 
その上京を決意するきっかけとなり、背中を押してくれたのは今でも忘れもしない
ヨシケンさんのSHIBUYA-AXでのワンマンライブのステージを観た時でした。

同じ小豆島出身の人で、ここまで大きな会場で、しかも全曲どれをとっても
胸に響く音楽を発信しているアーティストが居た事もこの時初めて知りました。
正直、この日のライブは最初から最後まで衝撃の連続でした。そして悔しさもありました。

その時僕も「多くの人の心に響く音楽を続けたい」そう素直に思いました。
もう若手と言える年齢でも正直なかったし、学生時代から夢見た
音楽のプロになる為には最期のチャンスと思っていました。

けれど、上京してからの音楽活動はアマチュア活動から一転し
やはりプロ、もしくはプロを本気で目指す人たちが多く居る厳しい世界。
現場でも制作でも、少しの妥協も失敗も許されない環境でした。
今だから言えますが、正直何度か逃げ出したくなる日々もありました(苦笑)

でもそれ以上に、あの時に強く誓った「少しでも多くの人に良い唄を届けたい」
という気持ちがあったからこそ今まで唄い続けてこれました。

そしてこれも今だから言えますが
「このVanilla Skyをヨシケンさんと共に大きくしていける存在になりたい」
そう思ってもいました。(お恥ずかしながら・・・)

 
だからこそ、活動の日々の中でどんな困難があろうとも
自分の存在意義を見つけ、上を目指し、アーティストとしての自分も磨いてきたつもりです。

ヨシケンさんはじめ、レーベル関係者のみなさんからの叱咤激励も
本当に感謝の気持ちと共に、前に進む力に変えて音楽の日々に打ち込んできました。

 
しかしながら、自分の夢の為にこれまで力を注いで頂いてくれたにも関わらず
今回の件になってしまいヨシケンさんにはご迷惑をお掛けして本当に申し訳なく思います。
けれどこの決断を受け入れて下さった事にも感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。

そして更には、この「Last Song」企画まで考えてくださりとても嬉しく思います。

 
僕が上京を決めたヨシケンさんの唄が今でもこの胸に響き続けている様に
今まで応援してくれた人たちの為にも、支えてくれた関係者のみなさんの為にも
いつまでもその心に響き続ける曲を書きたいと思います。 

今思う事・・・こらから書く曲は、きっと僕やヨシケンさんだけのものではなく
みんなの気持ちと共に完成されていく大切な一曲になるんじゃないか
そんな気がしていて今から楽しみです。

 
勝詩というアーティストが最後に刻む渾身の一曲にします。

 

勝詩  2014. 7. 7


勝詩へ(ヨシケンから勝詩への手紙1)

勝詩が「音楽活動から身を引きたい」と言って来たとき
タイミング的に「前に向いて頑張って行こう」と事務所でも話した後だっただけに
驚いたけど、でも俺は心の片隅でいつか「こんな日」が来るような気もしていたよ。

にしても早過ぎた(苦笑)だから止められなかった。

今は自由な時代で、音楽を発信するのはハードルが低くなった。
その分、何がプロでどこを目指して良いのかも見えにくくなった。
沢山のアマチュア、同人音楽、あるいは素人同然の地下アイドルさんたちさえもが
世の中に向けて発信することが出来るようになったけど
音楽産業は潤ってはいない。
夢を描きにくい時代と言えばそうなのかもしれない。
だけど、別の時代には別のハードルがあったわけで
そういう意味では、音楽家として生きるのは、いつの時代も難しい。

いつかこういう決断を迫られる時が来ると思ってたけど
それまでに確かな実力と、君なりの哲学をもって欲しかった。

いつの時代も音楽をやめる理由は100万通りあるが
続ける理由はたったひとつだけ。そのたったひとつを見つけて
音楽の道を歩き続けて欲しかった・・・。

なのだが・・・

その前に爽快なまでにアッケラカンと
スパっと引退選んでしまった君。正直「何でやね〜ん」と思ったけど(笑)
その潔さが君なのかもしれない。

その潔さが君という人の魅力かもしれないな。

「愛する人を、愛する家族を守りたい」
こんなこと今の時代に言える男はそういないよね(思っていても)

男として立派だと思うし、素敵なことだ。

だからレーベルの代表としては、言いたい事もあるのだが
今回の君の決断を受け入れて、応援する事にしたよ。

とはいえ、世の中はもの凄いスピードで動いている。
インターネットSNSの書き込みも、凄まじいスピードで更新され
昨日のニュースは、今日のニュースで上書きされ、一秒先の出来事も
瞬く間に過去に押し流されてしまう。
勝詩というアーティストがいた事は
おそらく我々の想像する何倍もの早さでかき消されてしうまうだろう。

それは寂しいじゃん。

だから最後にもう一曲歌を書こう。
君を応援してくれた人たちの胸に永遠に響き続ける歌を・・・。

 

 

2014. 7. 5  ヨシケン

 



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